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第75回実行委員からのメッセージ①【エントリー募集中!】

2023.01.09

こんにちは!第75回日米学生会議実行委員です。

底冷えする寒さが続きますが、体調はいかがでしょうか。

今日からエントリー締切までの1ヶ月間をかけて、日本側実行委員合計8人からの日米学生会議に興味を持ってくださっている方へのメッセージを順に公開していきます。

トップバッターは第75回実行委員No.1の議論好きの山﨑万由佳からです。

第74回会議、ワシントンD.C.にて
第74回会議、ワシントンD.C.にて

 

「JASCでの日々」

 

もう2023年ですね。

実を言うと、JASCでの日々は密度が濃すぎたので、未だ消化しきれていません。OB・OGの方には参加から20年経った今でもJASCでの経験から学びを得続けているとおっしゃる方もいます。そんな複雑怪奇な経験は人生の中で何回得られるでしょうか。

JASCでの日々は発話です。分科会での議論、議論後の雑談、そして議論。分科会を超えての以下同文。自らの中に持つ前提が異なる人々との意見の精度の高め合いはなんとわくわくすることでしょう。JASCでの日々は思考です。抽象的な価値観の反芻、実社会の問題を解決するための世界の洗い出し。環境にやさしい投資とは、中国の動向、「愛」は存在するか、本能とは何者なのか、日常に散らばる事象を丁寧かつ大胆に掬い上げ議論しつくします。Zoomを介して議論している時、歩いているとき、ぼーっとしているとき、JASCでの日々は私の当たり前を浸食してアップデートしていきました。頭に浮かぶ疑問について思考し続けた後、そこで出た答えを批判的な視線で疑い洗練させていく。深く、奥へあらゆる概念や物事の本質に近づく努力が自動化され、意識しなくとも行えるようになります。このような知的好奇心を満たす営みを、思う存分愉しむ人々の集まりに参加して何かを失う人間なんて何処にいるでしょうか。この問いに賛成する人も反対する人もどっちつかずのひとも、JASCに参加して議論することからあなたの脳の陶酔が始まるのです。せっかく人間の脳みそをもってそこに存在しているのなら、様々なことに挑戦する以外道はないと思いません?

                                   

 

 

 

 

山﨑万由佳