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第78回日米学生会議 ナッシュビルサイト終了のご報告

2026.08.16

8月9日~8月15日にかけて、テネシー州ナッシュビルにて第78回日米学生会議の第二サイトを開催いたしました。

ナッシュビルサイトでは、音楽文化、公民権運動の歴史、日系企業の活動、地方行政、エネルギー政策など、ナッシュビルおよびテネシー州の特色を生かした多様なプログラムを通じて、アメリカ社会への理解を深めるとともに、地域レベルにおける日米関係について学びました。

8月10日には、Country Music Hall of Fame and Museumを訪問し、Vice President of DevelopmentのBen Hall氏より、カントリーミュージックの歴史や、音楽産業とナッシュビルの発展についてお話を伺いました。

午後には、ナッシュビルにおける公民権運動の歴史を学ぶプログラムを実施しました。Tennessee State UniversityでAfrican American and Public Historyを専門とするDr. Learotha Williams, Jr.氏の案内のもと、公民権運動にゆかりのある場所を巡るとともに、First Baptist ChurchやNashville Public Libraryを訪問しました。また、ナッシュビル初のアフリカ系アメリカ人副市長を務めたHoward Gentry氏、長年にわたりジャーナリストとして公民権や社会正義に関する発信を続けてきたDwight Lewis氏、Nashville Public LibraryのElliott Robinson氏からもお話を伺いました。公民権運動が実際に展開された場所を訪れ、当時の歴史と現在の社会とのつながりについて考える貴重な機会となりました。

8月11日には、Nissan Smyrna Assembly Plantを訪問し、自動車の生産現場を見学しました。世界的な日本企業がテネシー州において大規模な事業を展開し、地域の雇用や経済を支えている様子を実際に目にすることで、日米経済関係をより身近に捉える機会となりました。

その後、Nashville Predatorsの本拠地であるBridgestone Arenaを訪問しました。アリーナ内の見学や、Director of Social Impact & GrowthのAmy Bratten氏にコーディネートいただいたパネルディスカッションを通じて、プロスポーツ組織の運営や地域社会との関わり、社会貢献活動について学びました。

8月12日には、Bridgestone Americasを訪問しました。Associate General CounselのJon Hasebe氏よりBridgestoneおよびFirestoneの歴史についてお話を伺った後、Nashville Area Chamber of CommerceのLori Odom氏、Japan-America Society of TennesseeのSammie Arnold氏らを交えたパネルディスカッションを実施しました。日本企業によるテネシー州への投資や、日米間のビジネス、地域社会との関係構築について、それぞれの立場からお話しいただきました。

午後には、Metropolitan Government of Nashville and Davidson Countyを訪問し、地方行政について学びました。Metro Council MemberのTerry Vo氏をはじめとする方々との質疑応答を通じて、多様な背景を持つ人々が地域社会の意思決定にどのように関わっているのかについて理解を深めました。

プログラムの最後には、ナッシュビル市長のFreddie O’Connell氏にお越しいただき、参加者に向けて歓迎のお言葉をいただきました。

その後、市長のChief of Staffを務めるMasami Tyson氏より、ご自身の経験やキャリアを踏まえ、日本とテネシー州の経済的なつながりや、ナッシュビルにおける日系企業の存在、地域レベルでの日米関係についてお話しいただきました。Tyson氏は日本に生まれ、テネシー州政府で外国直接投資・貿易を担当するGlobal Directorを務めるなど、長年にわたり日本とテネシー州の経済・地域交流に携わってこられました。また、2026 FIFAワールドカップに向けた日本代表のナッシュビル誘致にも携わるなど、幅広い分野で日本とテネシー州をつなぐ役割を担っていらっしゃいます。

8月13日はフリーデイとなり、参加者は各自でナッシュビルの街を散策し、それぞれの関心に沿って地域の文化や特色に触れる時間を過ごしました。

8月14日には、ナッシュビルサイトの集大成としてSite Forumを開催しました。はじめに、在ナッシュビル日本国総領事館の渡邉慎二総領事よりお言葉をいただき、日米関係や、日本とテネシー州をはじめとするアメリカ南部とのつながりについて考えました。

続くNuclear Panelでは、Japan-America Society of Tennessee Executive DirectorのSammie Arnold氏の進行のもと、Oak Ridge National LaboratoryのJoe Hoagland氏、Tennessee Department of Environment and ConservationのDavid Owenby氏、Tennessee Valley AuthorityのMeryl Harris氏より、テネシー州における原子力産業やエネルギー政策、今後の技術開発についてお話を伺いました。

さらに、テネシー州選出の米国上院議員であり、駐日米国大使を務めたBill Hagerty氏より基調講演をいただきました。日米関係に長年携わってきたご経験を踏まえ、両国の関係や今後の協力についてお話しいただき、参加者が日米関係の将来について考える貴重な機会となりました。

Site Forumの最後には、Terry Vo氏よりNashville Metro CouncilからのProclamationをご紹介いただくとともに、日本側実行委員長の伊達のスピーチによりナッシュビルでの一週間を締めくくりました。

8月15日には、第二サイトであるナッシュビルでの全日程を終え、最後の開催地となるワシントンD.C.へと出発しました。

本サイトの実現にあたり、企画段階から多大なるご支援をいただいたMina Johnson氏、Terry Vo氏をはじめ、ご講演や施設訪問の受け入れ、関係者のご紹介、プログラムの実施など、さまざまな形でお力添えいただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。