【第76回日米学生会議実行委員会より感謝メッセージ】※学年は2025年3月31日時点
慶應義塾大学 環境情報学部 3年 小金山 智弘(実行委員長・財務・自主研修・ロサンゼルスサイト担当/技術革新に伴う文化、芸術の変容分科会コーディネーター)
前述の実行委員長挨拶でも伺えるとは思うが、非常にチャレンジングかつ満足度の高 い一年であった。あっという間に過ぎ去っていった一年の中でたくさんの出会いと経験 があり、怠惰な学生生活を送っていた私にとっては刺激を受ける良い機会であった。私 は元来、一般的な日米学生会議参加者と異なり勤勉でもなければ、特異なスキルがあるわ けでもない。この団体に参加したのも、就職活動で有利なエピソードを持っておきたい くらいの気持ちが始まりだった。そもそもの団体との出会いは、75 回実行委員長の久野 が大学のクラス同期だったことから始まる。英語のクラスで流暢な英語と圧倒的プレゼ ンスキルをもち、一年生なのに忙しくしている彼をみて一抹の焦りと憧れを覚えた事を 今でも覚えている。聞くと日米学生会議という団体の実行委員長を務め、七十人規模の エリートを選抜して学びを深める集まりを束ねていると言う。学生としてそこまでの差 を見せつけられると最早感嘆を超え、不思議と呆れのような感覚を抱いた。いずれにし ても、エリートアラムナイとの接点やアメリカ学生との交流の可能性を聞いた時、応募す るだけしてみても良いだろうと筆記試験を出す事にした。 先述の通り、これといった強みがない私ではあるが選考に励んだ結果なんとか参加者 として招いて頂くことになり、団体の一員となる事ができたのだった。周囲は課題意識 とプロ意識を持ったエリート学生であり、掘れば掘るほど各々の興味について詳しく説 明してくれる。好奇心が旺盛な私にとっては暇な時間のない楽しい空間であったととも に、世の中の様々なキャリアについても理解が深まり、人生の選択肢が開かれた実感が あった。こうした経験を踏まえ、もう一年やってみるかと言う思いから実行委員選挙に 応募し、かくして実行委員長としての一年が開始したのであった。 実行代が始まるとすぐに各種意思決定が始まった。開催サイトにテーマ、目標、委員 の人数などこれらは歴代稀に見る意志の強い実行委員一同では一筋縄ではなくとても気 の滅入るような作業だったと懐古する。また、挨拶回りに財団申請に各種報告、進捗管理 など実行委員長としての仕事は想像したよりも重く、大変な仕事であり、怠惰学生代表で ある私にはとてもチャレンジングな日々を過ごした。が、思い返すとこれらの経験は私 を非常に強くしてくれた。大企業の役員に会の説明・売り込みをしたり、頑として譲らな い人間との交渉を経た今、怖いものなど何一つない。就職活動のディスカッションや面 接を屁とも思わなくなってからそれを強く実感した。 こんな私を成長させてくれたこの団体とメンバー、そして協力してくださった全ての 方々に感謝を込めて締めくくりたい。
慶應義塾大学 経済学部 4年 荒木 太一(副実行委員長・財務・JASC COMEBACK・ワシントンD.C.サイト担当/東アジアにおける安全保障分科会コーディネーター)
平素より日米学生会議に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
そして第76回日米学生会議においては、自主研修、本会議など、あらゆる場面においてプログラムの遂行にご支援、ご協力を賜った全ての皆様に深く感謝申し上げます。
今回の特徴といたしましては、事前学習の充実度です。アメリカ側開催ということで日本側の関わり方が難しいところもございましたが、様々な素敵なご縁があり、計20回以上の勉強会を開催させていただきました。同窓会や事務局の皆様、各プログラムの開催に関わって頂いた全ての皆様のご好意、ご協力があって初めて、我々第76回日米学生会議に参加した参加者は文字通りLife changing experience を享受することができました。
本当にありがとうございました。
引き続き、第76回日米学生会議、そして今後の日米学生会議を何卒よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
早稲田大学 国際教養学部 4年 佐野 百美(安全保障研修・広報・ロサンゼルスサイト担当/福祉と倫理分科会コーディネーター)
文章が冗長になりがちなので、ここでは簡単に 1 年間の思い出をふりかえろうと思います。一年間活動する中で様々な high がありましたが、あえて 1 位を付けるとするなら、私にとっては春合宿が一番の high でした。(決してその後 high がなかったということではなくて。)十二月の説明会以降、毎日のように開催した説明会や SNS 上の告知を実施していた広
報期間が始まりました。そのころ、一日に四、五回はプレエントリーのフォームの人数をみていたことをよく覚えています。そんな活動が終わったと思ったら、選考合宿がやってきました。たくさんのお菓子を片手に、会議の理想形を思い描きながらたくさんの人の熱意と向き合えたことは何事にも代えがたい経験だったと思います。それから二か月後、参加者・実行委員ともに初めて全員対面で集まったときに味わったワクワク感は言葉では言い表せません。これからの活動に胸を膨らませる参加者の姿と昨年の自分が重なり、時の流れを感じるとともに実行委員として活動する重みのようなものを感じたのを記憶しています。活
動を始めたときはは 8 人でうまくやれるのか、そもそも会議を創れることに不安を感じていたのに、いつの間にか 28 人そろっていたようで、達成感を感じた瞬間でした。そして今、第 76 回日米学生会議の活動が終わり、これまでを振り返ると、日々の濃さを感じるばかりです。high も low もありながら、すべてが唯一無二の体験だったと思います。high を楽しみ、low を乗り越えられたのは、ひとえに周囲の支えがあってこそだったと思います。実行委員・参加者の皆はもちろんのこと、会議を創る上で助けていただいたアラムナイ・事務局の方々やプログラムを開催するうえで協力してくださった方々など、第 76 回
日米学生会議実行委員として出会ったすべての方に御礼申し上げます。
岡山大学 工学部 2年 志田 夏音(広報・春合宿・保健・ニューオリンズサイト担当/表現と規制分科会コーディネーター)
平素より日米学生会議に格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。そして、記念すべき 90 周年を迎えた第 76 回日米学生会議のプログラム遂行にご支援、ご協力を賜った皆様に、心より感謝申し上げます。
第 75 回参加時の友人や過去の実行委員の皆様、アラムナイの方、大学関係者の皆様、ISC・IECの皆様をはじめ、様々な方々に温かい言葉や具体的なアドバイスをいただき、この 1 年間を乗り越えることができました。未熟な私がこうして無事に任期を全うできましたのも、ひとえに皆様のお力添えがあったからに他なりません。
第76回日米学生会議の参加者にとって、この会議が何事にも代えがたい心に残るものであったのならば、何よりも嬉しいです。また、今後とも日米学生会議が、末永くその尊い歴史を紡ぎ続けていくことを心より願っております。
参加者としての時間を含めた 1 年半、この団体に関わる中で出会ったすべての方々へ、この場を借りて心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
慶應義塾大学 法学部 3年 福井 達於都(広報・春合宿・安全保障研修・ロサンゼルスサイト担当/社会起業家分科会コーディネーター)
このたび、第76回日米学生会議を滞りなく開催することができましたのは、ひとえに関係各位の深いご理解と惜しみないご協力の賜物であり、ここに謹んで御礼申し上げます。
本会議の実現に際しては、日米双方の諸機関ならびに多くのご支援者の皆様より、物心両面にわたるご助力を賜りました。とりわけ、構想段階から一貫してご尽力いただいた皆様におかれましては、そのお力添えなくして本会議の成功は成し得なかったことを、改めて深く胸に刻んでおります。
異なる文化や立場を越えて、対話を通じて相互理解を育むという本会議の精神は、今もなお、時代に必要とされるものです。その理念のもと、多様な視点が交錯し、問いが問いを生むような濃密な時間を共有できたことは、参加者にとって代えがたい知的経験となりました。
今後もこの対話の場が、新たな知とつながりを紡ぐ契機となることを願いつつ、私たちは次なる一歩へと歩みを進めてまいります。
末筆ながら、これまで賜りましたご支援に改めて感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
国際基督教大学 教養学部 3年 バックキャスリーン・光(選考・春合宿・自主研修・ワシントンD.C.サイト担当/社会運動と人間心理分科会コーディネーター)
平素より日米学生会議に格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。第 76 回日米学生 会議開催にあたり、多方面からご支援、ご協力をいただいた皆様に、心より感謝申し上げ ます。 第 75 回日米学生会議に応募した理由は、自分の大学以外の学生とのつながりを広げた かったことや、知らない分野の議論を聞くのが好きだったことなど、今振り返れば本当に その程度の軽い気持ちだったことを覚えています。実際に第 75 回 JASC に参加し、今ま で行ったことのない場所や、出会ったことのない人々との新しい経験の連続で大変でし たが、とてもやりがいを感じました。 その後、「自分も会議を作る側になりたい」「アメリカに行きたい」「日米学生会議とい うコミュニティをもっと知りたい」という思いから実行委員になりました。まだ全てが 試行錯誤だった秋、説明会ラッシュと選考合宿に追われてた冬、やっと対面でデリと会え て RT 活動も始まった春、韓国研修と本会議の本会議――8 人でがむしゃらに駆け抜けた 結果、気づけば長いようでな短い、非常に充実した一年が過ぎていました。楽しい日も苦 しい日も沢山ありましたが、何よりも自分や他者と向き合い続ける大切さを学びました。 振り返ると、日米学生会議に参加し、実行委員になったことは私にとって予期せぬ価値観 の大きな転換点となったと感じます。まだ 76 回が終わった実感は湧きませんが、この経 験を将来活かし切れるような人間になっていたいと心から思います。 このような貴重な機会や経験をくれた日米学生会議、実行委員や参加者、そして第 76 回日米学生会議に関わっていただいた全ての方々に、心から感謝申し上げます。本当に ありがとうございました。今後とも日米学生会議へのお力添えをよろしくお願い申し上 げます。
国際教養大学 国際教養学部 3年 宮本 希(選考・保健・自主研修・ニューオリンズサイト担当/環境経済とエネルギー安全保障分科会コーディネーター)
平素より日米学生会議に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
「実行委員からのご挨拶」として、一年間の実行委員業務を通じて得られた学びについて綴らせていただきます。
昨年、「参加者」として関わった第75回日米学生会議は、他の参加者の知識量や経験に圧倒されながら学術的に自分を高められる刺激的な環境だった一方、「実行委員」としての第76回日米学生会議は、自己成長の環境であったと言えます。
特に、アメリカ側の分科会コーディネーターを兼任した分科会運営では、真の対話について学ぶことができ、文化は違えど、参加者の言葉一つひとつに自分なりに丁寧に向き合ったことで、最終的には心と心の対話を実現できたことに安堵しております。
末筆ながら、これまで第76回日米学生会議の準備から運営まで献身的にご支援下さった皆様に改めて感謝申し上げます。
この一年間、学生の手のみで一からプログラムを作り上げる難しさを痛感した瞬間は多々ありましたが、それと同時に、皆様から提供いただいた貴重なリソースや機会のありがたみを常々感じておりました。4月の春合宿から8月の本会議まで、参加者に当初の想定を超える学びの機会を数多く提供できたのは、ご協力下さった皆様のご支援の賜物です。
第77回日米学生会議は更に良い会議とすべく、この90年間の長きに亘る伝統のバトンを繋いでまいる所存ですので、引き続き日米学生会議に変わらぬご支援を頂戴できれば幸甚です。
東京大学 教養学部 理科三類 2年 富澤 新太郎 (選考・自主研修・安全保障研修・ワシントンD.C.サイト担当/環境経済とエネルギー安全保障分科会コーディネーター)
平素より日米学生会議へのご賛助ならびにご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。そ して、90 周年を記念する第 76 回日米学生会議においては、自主研修、本会議など、あらゆる場面においてプログラムの遂行にご支援、ご協力を賜った全ての皆様に改めて謝意を表します。
今一度振り返ってみると、JASC を通して本当に色々得られたと感じます。第一には、自分で言うのも赤面ものですが、手塩にかけた分科会が、良い雰囲気で終わり、クオリティも担保されて進み、多くの方々にお話を伺え、 自身のエネルギー分野への知見を深められ、最終的には基本政策分科会での発言の機会もいただき好評を受けるとの幸運に恵まれたことが挙げられます。組織マネジメントという意味でも、アポ取りという意味でも、自己の修練という意味でも、振り返って今までの人生で例のない充実したものとなりました。昨年実行委員から受けた恩と感じていた不満を止揚しながら、デリに還元できたののかなと感じています。
第二には、JASCを通して、再度自分の嫌なところ、悪いところを痛いほどに認識させられたことです。本会議という、半年前には他人であった人たちと寝食を共にする3週間はまさしく “魔物” で、今まで理性で隠しながら、うっすらと感じていた自分のダメなところが、疲労もあって滲み出てきてしまう期間でした。「あ、言っちゃった」「あれは確かによくなかった」そんなことの繰り返しで、人間関係を構築するのは本当に難しいのだなあと痛感しました。よもやこの年になってここまで社交で悩むのかと驚嘆までしました。
このコミュニティの良さは、各分野に多大な意欲を持ちながら、それでいて人間味のある魅力的な人たちが多くの時間をかけて関係値を構築していく部分に集約されると思います。尊敬できる部分もありながら、こりゃダメだとなる部分もある、まさに“人”を感じることができる環境に、そして、欠点を内包しつつ、それも含めて当人の特質だと捉え受容する寛容な雰囲気、こういったものが最大の訴求力であると感じます。
この2期、そのようなJASCの魅力に感化されながら、ひとつ、またひとつとプログ ラムが終わり、刻一刻と終わりに近づく寂しさを甚く感じることができたのは、そのよ うな温かい環境を作り上げてきてくれた実行委員の同輩、そして不都合もありながら温かい目で乗っかってきてくれたデリたちのおかげです。本当にありがとうございます。